フィンテックをはじめ、さまざまな分野がテクノロジーを活用して、新しいサービスを生み出しています。その中で特に注目されているのが、「EdTech」と呼ばれる分野ではないでしょうか。教育を表す「Education」と「Tech」を掛け合わせたEdTechは、今後、教育の方法そのものを変革する可能性もあります。今、EdTechはどのようになっているのでしょうか。概要を解説します。

過熱するEdTechの市場規模!その背景は?

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(写真=J.Score Style編集部)

EdTechが世界的に注目されています。EdTechの市場規模は、世界規模だと2015年にはすでに5兆円の規模になっていますが、2020年にはさらに倍の10兆円の市場規模になるといわれているのです。日本でも2015年に1,640億円だった市場規模が、2020年には2,400億円を超えるといわれており、市場規模は約1.5倍に成長する見込みとなっています。

子供の数が減少している日本でもEdTechの市場規模は拡大している傾向です。日本におけるEdTech過熱の背景には、政府の後押しもあります。政府は2020年までに子供一人につきタブレット端末1台を目標とすることや、学習指導要領の改訂など教育のICT化を積極的に進行中です。このような国を挙げての取り組みも、日本のEdTechブームを過熱させているといえるでしょう。

2018年3月1日現在、コンピュータ1台あたりの児童数は、公立校で子供5.6人です。また、同年同月の普通教室における無線LANの整備率は34.4%、電子黒板整備率26.7%と、まだ半分にもいたっていません。逆にいうと、これから日本のEdTechは発展する余地があるといえるでしょう。

世界のEdTech事情を紹介

海外で行われているEdTechは、どのような状況なのでしょうか。EdTech先進国であるアメリカは、「個別最適学習」「予測分析」「リアルタイムでのコミュニケーション」「学校の進化」の4つのキーワードが主流です。教育においてデータを活用し生徒が主体性を持って学ぶことができ、オンライン教育により教育がブラックボックス化しないサービスが注目を浴びています。

また、EdTech分野の伸びが著しい国の一つが中国です。中国は、急激に中間層が増えたことで、教育に対する投資が加速しています。さらに、国を挙げてテクノロジー化を進めており、オンライン決済などでは先進国です。そういった、ITに対する親和性の高さもあり、EdTechが急速に伸びているといえます。オンライン英会話などのサービスが注目を浴びている傾向です。

日本における注目のEdTechサービスは?

ではどのようなEdTechサービスが、今、注目されているのでしょうか。日本で注目の企業を紹介しましょう。

Studyplus(スタディプラス)

Studyplusは学生向けに学習記録の可視化とモチベーション向上のためのSNSを提供している企業です。Google Playで2年連続ベストアプリに選ばれたり、日本e-Learning大賞に選出されたりするなど、数々の功績があります。会員数は累計で300万人を突破しており、日本で最も利用されているEdTechサービスの1つといえるでしょう。

アオイゼミ

アオイゼミは株式会社葵が運営する、中高生向けのスマホ学習塾アプリで、授業をライブ放送で行うことが支持されており、2019年時点でユーザー数は60万人を超えています。業界内からの注目度も高く、2017年には学習塾大手のZ会に買収されています。

Schoo(スクー)

Schooは前の二つとは異なり、社会人向けのサービスを提供しています。「世の中から卒業をなくす」をミッションにしており、社会人向けにさまざまな講座を提供しているのが特徴です。講座の種類は、プログラミングから資産形成など多岐に渡っており、多くの人が低コストで学べることが大きな魅力といえます。

EdTechが教育を変革していく

EdTechは、日本でも成長が期待されている分野の一つになります。政府の後押しもあり、学校教育を中心として教育のIT化は進んでいく可能性が高いです。また、学生以外にも生涯学習などEdTechが広がっていく場所は多分にあります。EdTech分野は、海外だけでなく日本でも進行中ですので今後の展開に注目していきましょう。(提供:J.Score Style

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